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離岸流(リップカレント)について、もう一度勉強するべきなのかもしれません 海上保安庁によるリガン竜のページ

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海水浴規制直前 33回目のサーフィン @一松海岸



一松
晴れ
ひざ〜もも セット腰
3ミリジャージフル(水冷たかった)

今日は七夕、ところどころの海岸で海水浴規制が始まっています。 人が増えるのに、やれる場所は狭くなる。 いったい夏はどこでサーフィンをすればよいのでしょう? こんなことなら真冬のほうがむしろいい。 でも、くそ重いセミドライや、ブーツ・グローブを洗わなくていい夏はらくちんだ。

少しでも人の少ないポイントへ行きたい。 今日はそんな想いで、ポイント選びです。 大いなる自然のご機嫌をうかがうと、弱い南東うねりの波と強い南風です。 九十九里的に言うと、片貝はガタガタで、太東はすねのようです。

そうなると中間あたりでマイナーっぽいところとなるのですが・・・ ありました。 一松海岸。 NSAの波情報にも出てこないので、メジャーじゃないことは明らかです。



一松海岸に到着したのは、朝の4時半です。 無料の駐車場の前に海が広がっています。 トイレもあります。 たぶん、この夏に向けて完成させたものでしょう。 ものすごくキレイです。 もうこれだけでこのポイントは合格です。 



ぼくはトイレも無いところで路駐して海に入るなんて、あれ以来やる気が起きません。 シークレットなポイントのローカルの方々、安心してください。 ぼくは決して邪魔をしないでしょう。


トイレはいいのですが、波はどうでしょう? ありゃりゃ? 浜は釣り人に占拠されています。 こんなところに入ったら、釣り人にタックルされるのはまちがいないでしょう。

軽く途方にくれながら右に目をやると、海岸中央付近に流れ込む川を境に、右側に釣り人はいません。 もしかしたら暗黙のルールになっているのでしょうか?


かんじんの波はインサイドでダンパー気味。 波をチェックしたサーファーが、何人も去っていきました。 ただ、波情報的にはどこもそれほどよくありません。 これからよくなることを期待して、ここに入ることにしました。

今日のテーマ
テイクオフで手を「八の字」につく・視線は高く姿勢は低く


テイクオフの時に手のつく位置が気になって、ネットで検索していて、手を八の字につくべきだと書かれたページをみつけました。 そうする方が、ひじの曲がる方向が理にかなってるとか。 ぼくは逆八の字です。 なんならレールをつかんじゃうぐらいです。

ただ、このくせのよろしくないところは、手のつく幅が広くなってしまうのと、手がすべってテイクオフに失敗することが多々あるということです。 八の字だとそれがない印象を受けたので、試してみようと思うのですが、手首の硬さがどう影響するか心配ではあります。


5時を待たずに入水です。 まだ他には二人ぐらいしか入っていません。 岸に斜めに寄せてくる波は、15mぐらいの幅ですこしずつ重なっています。 これをつかまえるのがどうにも難しい・・・

その上、波は速く、テイクオフぐらいしかできないので、今日のテーマに集中することにしました。 八の字について、海の家の屋根の看板を見ながら立ち上がり、ひざを曲げた状態をキープします。


2時間ほどプレセボ タブレットで練習し、Bicに乗り換えることにしました。 今日はタブレットとBicの乗り味の違いを比べてみたかったので、ショート2枚という組み合わせで持ってきました。

Bicに持ち替えると、その重さをずっしり感じます。 相変わらず斜めに打ち寄せる波に乗ろうとするのですが、うまくいきません。 ボードを取り替えたついでに、浜にいすを出してビールを楽しんでいるうちに、波の感じが変わったようです。 よくみるとセットがアウトで割れるようになっています。 波打ち際にガキンチョも増えてきたことですし、ここはアウトへ出てみましょう。


セット間は長く、ひたすら待つしかありません。 北に向かって潮の流れがあるので、たまにパドルしないとどんどん流されてしまいます。

ようやくきたセットも、くずれはじめても10mもいかないでうねりに戻ってしまいます。 それでもロングの人はインサイドまで乗り継いでいます。 ファンボードでもなんとかなるかも・・・ でも今日はショートボード2枚です。 うう〜 こんなアウトから乗れたら気持ちいいだろうなぁ


割れるところをさがしたり、潮の流れに逆らったりと、ずいぶん長いことパドルしかしていない気がしてきました。 よし、この実に中途半端な波はタブレットだとどうなるんだか試してみよう!

車に戻ってすぐにボードを交換して海に戻ります。 ふと見渡すと、サーファーの数もだいぶ増えていて、海岸の右はじから左はじまで、一様に点在しています。

海に入ります。 あれれ? フラフラするよ。 パドルでの板の安定度は重長いBicに分があるようです。

沖に出ました。 たまにくるセットだけが沖で割れています。 いいところを探しながら横移動していると、なんだかいい波がやってきました。 ちょっと疲れてるけど、ええい 乗っちゃえ! 

くるりと向きを変えて、波の速さに調整します。 波がぼくらを持ち上げたかと思ったら、もうすでに滑り出していました。

「おおっ」と、少し感心しながら立ち上がります。 いやあ、こんなアウトから波に乗るのは久しぶりだなぁ。 気持ちいい〜〜♪

タブレットのテイクオフの早さを少しだけ感じた瞬間でした。 ただ波はミドルで崩れるのをやめ、またうねりに戻ってしまい、ほんの2〜3秒のライディングなんですけどね。


大休憩の昼寝から目覚めると、アウトのブレイクはすっかりなくなっていました。 海岸は海水浴客で埋めつくされています。 海水浴規制前だって、実際に海水浴客がいたらサーフィンはできません。 波の質もあるでしょうが、サーファーは海岸の右端に追いやられていました。

そんな右端の集団のいちばん左に入りました。 ここは浜ぎりぎりの速い波です。 しかも短い波が斜めにそして両はじが重なりながらくるのは変わっていません。 どこで波を待つか難しいところです。

「ここだ」という場所をみつけて、目印を求めて岸を見ると、ドームテントを張った母子が見えました。 よしあれだ。

このあと2時間、そのテント目がけてひたすらテイクオフを繰り返すぼくは、その家族の父親であるかのような錯覚を覚えながら、次第にレールに手をかけないテイクオフを会得していくのでした。

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