ぼくの5ミリセミドライのひざは大きな穴があいています。 そこから水が入ってはくるのですが、湘南程度の水温なら、まあそれほど気にするほどではありません。 ですが、哀れにおもったのでしょう、嫁がウェットを買ってくれるというのです。
持つべきものは優しき嫁です。 ですが、基本もったいおばけなぼくとしては、まだまだ使えるセミドライを、新しいものに替える気になりません。
「うれしいけど、春になったら3ミリジャーフル買っておくれ」
彼女にはそう言っていたのでした。
前回の記事で、楽チンなボードを買うのにニューフライヤーを手放そうかっていう話をしました。 結局ニューフライヤーの良さを再確認して手放すのは止めにしたのですが、楽チンなボードをあきらめたわけではありません。 手持ちを3枚から4枚にするだけです。
実はすでに、これっていうボードを決めてあります。 下見もしてきました。 AGENCYのBULL ANTという板です。 小波向けのファットなミニボードです。 テイクオフを早くするのに、細く長い板にするか、浮力重視でいくか迷ったのですが、今回は浮力重視でいくつもりです。
ショップは、人魚セミロングを嫁に出した
Standard Storeというお店です。 ここは、きれいな中古のボードをたくさんあつかっています。 おしゃれなお店です。 藤沢にあるのですが、山の上にあるのがじゃっかん難点で、チャリで行く気にはなれません。
ショップで見せてもらうと、HPにあったように、ボードの状態はほぼ新品です。 エクボがじゃっかん見えるとショップのお兄さんは言いますが、老眼のぼくには確認できません。 ファットでフラット、ロッカーは無いです(笑) ひっくり返すと、深くえぐれたコンケーブに心を持っていかれました。
「検討してまた来ます!」
と言ってショップを後にしました。
検討するのは買うか買わないかではありません。 どうやってその費用を捻出するかです。 頼みの年末調整が全然なかった(むしろ追加徴収)今、75000円の出費は今後の生活に影響してきます。
そうだ 嫁に買ってもらおう!
ジャジャーン 買ってもらいましたぁ
どれだけファットか、ニューフライヤーと並べてみました。 手前にあるとはいえ、大きいでしょ? ちなみに両方とも5’8です。
幅は22 11/16です。 わきの下にはさんで持てません。 39リッターのボリュームで勝負。 シリアルは0003! ちなみに5’8は少数生産だったみたいです。
AGENCYのロゴマークです。 なんかおしゃれです。
これがモデル名にもなってるBull Ant ありんこですね。
わかりづらいですが、前述のとおりコンケーブが深さがえぐいです。
フィンはフューチャーの5フィンです。 HPを見ると、おすすめのフィンセッティングは、クアッドにミッドフィンガーのセンターフィンだそうです。
ありんこの撮影をしていたら、インターホンがなりました。 もしかして・・・
宅配便でした。 ネットで注文していたフィンが到着です。 なんというタイミングでしょう。 フィンは小波向けのクアッドで、メイヘムのデザインです。
早速海へ行ってきました。 この日はひざももの波情報でしたが、行ってみるとオンショアびんびんで腹ぐらいのも入ってきています。 まとまりのない特徴的な風波です。
初テイクオフ。 走り出しは期待したほど早くはありません。 波もそれほど大きくなかったので、ライディングは早々に終了。 なんとなく右に旋回させながら沈むつもりが、ブルアントはかたくなに岸へ向かったまま。 うっ動かん! やはり動きは軽やかにはいかないようです。
それでも2時間ほど遊んでみると、ボードにも慣れて動かし方もわかってきたようだし、乗ろうと思った波にはたいてい乗れたことからテイクオフも早そうだし。 早くいい波の日に乗ってみたいですね。
今日の逸品はこれ