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楽しいレジャーが、悲しいことにならないように・・・
離岸流(リップカレント)について、もう一度勉強するべきなのかもしれません 海上保安庁によるリガン竜のページ

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波に当てる?

2014/9/8
鵠沼 マック前
くもり
腰 セット腹
ジャーフル(今シーズン初)

ようやく波が来ました。

まさに湖のような鵠沼でしたが、3週間ぶりぐらいの腰オーバーではないでしょうか。 かなり久しぶりの出勤前サーフです。 知らぬ間に陽は短くなっていて、4時半でもまだまっくらです。 出勤前サーフも、もう限界の時期でしょうか。 淋しいことです。

少しでも大きな波をと銅像前に。 まだ誰も入ってない感じです。 暗闇の中、ザッパンという音とともに、瞬間的に白い波が浮かびあがります。 萎える・・・ パッと見、まったく横へ走れそうもありません。 ぼくが望んでいるのは、ザパパパパパパパです。

帰りたくなる気持ちを砂浜に埋めて、ショルダーの張りそうな場所をなんとかみつけ海に入ります。 すぐ左にも、並んでゲットしようとするシルエットが。 彼より先にパドルをやめない! そんな意味のない誓いをたてて沖へ向かいます。 波を一度も潜ることなく、こんなところなんじゃないの?ってところへ到着しました。

誰もいないと思っていましたが、左の方から話し声が聞こえてきます。 厚い波を何個かやりすごしていると、声の聞こえた方から、波に乗ってやってくる影が見えました。

「ヤッホーイ」

かなりなご機嫌ぷりです。 ぼくの後ろを通り抜け、左へ左へと闇の中を滑っていきます。 彼の行く先を見ていたら、そちらにも人影がぽつぽつと。 なんだ、結構いるのね。

だんだん明るくなって、波がしっかり見えるようになってきましたが、波はトロ厚く、今までにテイクオフは3回だけ。 しかもすべてダンパー回避で瞬時ターンでプルアウトしています。 うーむ あと15分であがらないと会社に遅刻してしまう・・・ こうなったらもう少しインサイドによって、セットは捨てて小波でなんとか横に走ろう。

そう思ってインサイドよりに移動して束の間、少し大きめのうねりたちが近づいてきました。 うねりの面が色濃く、これは今いる場所より沖側でブレイクしそうなので、沖に向けてパドルします。 うねりの手前がふくらんだ、ひとつ目の波を越えながら見えた次の波は、左右が低く今日一を予感させました。

「しかし、この位置はどうなんだ?」

厚い波が多く、今までは「なんでこれで乗れないの?!」と思うことが多々ありましたが、この波はもう今にも崩れそうです。 しかも今いる場所はドピークです。

「ここまで来てぇぇ」

祈りながらボードを岸に向けます。 早く追いついてこいと漕げきれないパドル。 右後ろに首をまわして見えるのはトップがすでに白く泡立ち始めた波でした。 ここから全力です。

「完全やべぇ」

ガスガス漕ぐ背中から、シャワシャワとした音。 押し出された瞬間に右後ろから白い飛沫がぼくを包もうとしています。

「させるかぁ」

このチャンスを絶対に逃すものかと、まっすぐ岸を向いていたボードを左に曲げながらスタンドアップ。 そのまま左下へ滑り降りていきます。

「ヒャアホー」

と、心の中で叫びつつ左へゆるやかにターンしてトップへ。 しかし、切り返すタイミングが悪く、トップに登ったところで、ボードの下を波が通りすぎてしまいました。

ショートライドだったけど短い時間の朝練の中でのライディングとしては満足。 さあ、もうあがる時間です。 帰りましょ・・・

あれぇ? なんで沖に向かってるのぉ?

「あと いっぽん!」

なんとなくキレた波も現れだしたこの海をそのままにしておけるでしょうか? できることなら会社を休んでしまいたい。 まあそれは無理だから、せめてあと1本。 駅までは走るからさ。


それから10分後。 チャンスは訪れ、そしてそれをつかむことができました。 今度もグーフィーです。 左下へ滑り降りていき、上半身を左にねじりながら見上げた波は、さきほどとは違いフェースが立っています。 そこへボードをぶつけるようにターン!

しかしここでワイプアウト。 あれ 今のが波に当てるって言うこと? という気がしなくもないのですが、ぶつけるだけぶつけただけで、その先も乗り続けられるようなボードワークではなく、まあ言ってみれば、投げっぱなしブレンバスターみたいなものなのでした。 



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波がないから



豊海

くもり
ラシュガード、サーパン(震えた)

月曜日に休みをとって千葉にゴルフにいくことになりました。 どうせ千葉に行くなら、前の日から先に行ってサーフィン? 湘南のあまりの波のなさも手伝って、そんな計画を思いつきました。

「俺、先に行ってサーフィンするから、夜に宿に合流して宴会しない?」

会社のゴルフ部のKんぞうに言うと、ほいほいのってきました。 

「じゃあ ついでにサーフィンもやっちゃう?」

と訊くと。

「夏だからいいよ」

とのこと。 その言葉を受けてサーフィン部のM本ちゃんをなかば強制的に参加させて、千葉遠征が決定したのでした。


夏の終わりの8月31日。 二十数年前に一度だけサーフィンをやったことがあるKんぞうと、サーフィン部ながら最後に海に入ったのは1年前というM本ちゃんが相手なので、場所はすいている豊海をチョイス。 ちなみに夜お世話になるのは、首を右にひねれば見える特徴的な弧を描いた建物の、サンライズ九十九里です。



朝8時少し前に豊海に到着。 波チェックのために巻き貝の展望台のわきを抜けてびっくり。 ほとんどのサーファーがフルスーツを着ているではありませんか。 KんぞうもM本ちゃんもサーパンにTシャツしかありません。 しかも空はどんより、波は肩ぐらいが沖で割れて、インサイドはダンパーです。 素人目には軽く荒れた海に写っているかもしれません。

「やばい やめようって言い出さないかな?(^_^;)」

仮入部のKんぞうは、軽くひいていますが、ぼくはなにごともなかったように「まあ やってみようよ」と言いながら車に戻りました。

駐車場に入れて各自準備。 ぼくは念のためスプリングとタッパーを持ってきてはいましたが、ここはみんなにつきあってサーパンにラシュガードでいきます。 記念撮影をしたあとに海へ向かいます。

「つめてぇ つめてぇよぉ」

Kんぞうが波打ち際に寄せる波に、すねまで足をつけたところで悲鳴をあげています。 うん 確かに冷たい。

「だいじょぶ だいじょぶ 慣れれば冷たくないよ」

そう言いながら、足元から徐々に攻め上がってくる寒さを振り払うように、ボードに腹這いになりパドルを始めました。 パドルしてればすぐに温まります。 とりあえず1回沖にいって、みんなに軽く乗るところを見せておかなくちゃ。 そんなことを考えながら、沖を目指しました。

ところがどっこい川の流れのようなサイドカレントと2枚かさなってくるダンパー波に、簡単には沖に出られません。 あっという間に100mほど流されて、いったん仕切り直しで浜にあがります。

あがってみるとかなり体が冷えているのがわかりました。 しかもなんだか心臓がドキドキしています(呑んでませんよ)。 これはやばい? 少し休んでからトライだな・・・


入ったところに戻ってみると、二人ともちょうどあがっていました。

「すごい流れだねぇ」

「M本ちゃんは海水浴エリアに入って、レスキューに怒られたって(笑)」

「かわいいお姉さんに叱られたかったら、行ってみてください(笑)」

「これは軽い気持ちじゃ沖に出られないよ」

「もっと向こうから入ろう」

3人で片貝方向へ移動します。

カレントっぽいところを発見してそこからエントリー。 同じ場所から入っても、3人はバラバラに流されていきます。 ぼくは3発ほどドルフィンしてなんとなくファーストブレイクポイントをクリア。 自分を観察すると、ゆるやかに沖に流されているのでパドルを中止。 様子がわかるまで、あまり沖に行くのはやめておきましょう。

その位置からテイクオフを狙うも、ショルダーのある波がほとんどありません。 カメラを取り出してうねり具合をビデオ撮影。 

気づくと海水浴エリアに大分近づいています。 そしてそこだけ波が切れているではありませんか。

「おっしゃ!」

がすがすこいでテイクオフ。 左に滑り降りながらターンしてそこで終わり。 海水浴エリアに入りそうなので、ここで浜に戻ります。

もう一度、大きく片貝方向まで戻ってエントリーです。 右に流されながらブレイクするポイントに近づいていきドルフィン。 うほっ フィンが海底をかすめました。 ここ浅っ!

立ち上がると腰ぐらいしかありません。 そしてなんだかピークとピークの狭間です。 こりゃあチャンスと歩いて沖へ向かいます。 

波が来たので飛び越えて

前が開けたので猛パドルを20かき

あ〜ら あっさりゲット完了(ミドルだけど)

ここで乗れそうな波を待つのですが、この海域は、大陸のような茶色い泡が漂っています。 よさそうな場所に移動するのには、この「うんこ大陸」を横断しなければなりません。

「ああ 跳ねないで・・・」

大陸を横断するときの上体のそらしはプロなみです。

サイドカレントはインサイドのように強くないので、体を動かす機会が減り、さらに体が冷えてきました。 漏れ出る尿でヤケドしそうです。 8月だというのに・・・

海水浴エリアに到達したので、ボディボード状態で浜に戻ります。
 

M本ちゃんの荷物がおいてある場所に戻ってきました。 体がかなり冷えています。 太陽は雲のかすかにうすくなった部分でその存在を誇示しているだけで、体を温めてくれる力はまったくありません。 おそらく気温は25度ないはずです。 足がわなわな震えだしました。 kんぞうもあがってきました。

「さっ 寒くない?」

「まあ寒いけど・・・ そんなに震えるほどじゃないよ」

ぼくよりあきらかに厚い脂肪のウェットスーツを着ているkんぞうは、まったく平気そうです。

「サーフィンはね こんなにつらくないよ! 本来は! ごめん ちょっと上に着るわ」

そう言ってぼくはタッパーを取りに車に戻りました。 真冬だってこんなに震えたことはありません。


その後、ミドルまで出て(今日はいちばんアウトまで出る元気はなかった)流されて、海水浴エリアまできて浜に戻るというサイクルをひたすら繰り返すだけでした。 せっかく波のある千葉まできたけれど、正直まったく価値がなかったみたいです。 湘南に波がくるのはいつになるのでしょうか? 9月28日にはサーフィン検定があるというのに、最後の追い込みがまったくできません。 

このままじゃ受からないなぁ

最後にインサイドで写真撮影用ライド


 



ちょっと残念だった海をあとに。 今宵の宿はすぐそばの国民宿舎サンライズ九十九里です。 国民宿舎ってなんなの? って思っていましたが、普通のホテルです。 いや、上等なホテルです。

まあ、なんてったって景色がいい! 全室オーシャンビューだし、裏も平野が広がって気持ちがいい! しかも安い!

テニスコートを発見したので、テニスをやってみました。 いやあ、サーフィンよりしんどい。 1時間の長かったこと。 そして翌日は一の宮カントリー倶楽部で、歩きで1ラウンド、カートに乗って1ラウンドの2ラウンド、計36ホールをプレイしてきました。

 

こうして、去り行く夏を惜しむような、始まる秋をいつくしむような、2日間の「スポーツ王は俺だ合宿」を楽しんだのでした。


今回泊まったところはここ!


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