テニス肘で整骨院に通っているあいだに、右肩から背中が激痛に、右人差し指にしびれが出ている件です。
どれぐらい痛いかっていいますと、パドルは10かきぐらいしか連続でできません。 小走りの振動で痛いので、右腕と肩に力を入れて動かないようにしないと走れないぐらいです。
人差し指のしびれをネットで調べると、首の骨のすきまが縮んで、神経にさわっているような話です。 これは整形外科に行かなければいけないとのこと。 いちばんいけない姿勢は首を後ろにそらすことって、サーフィンするなと言われたようなものです。
会社の近くの整形外科に行きました。 扉を開けると、正面に受付。 中にはおばちゃんが数名いらっしゃいます。
「オールディズな医者に来てしまった・・・」
あまり下調べをせずに来てしまったことを、若干後悔し始めました。 問診票に記入して待ちます。 他の患者さんは2人しかいません。
「46サーフさん」
呼ばれて診察室へ入ります。 うわっ 受付の雰囲気をたがうことなく、先生はおじいちゃんです。 大丈夫かなぁ・・・
「肩が痛くて指がしびれてるのねぇ どれどれ」
この辺が痛むのか? とか訊きながら、いろいろなところを押したり、あっち向けこっち向けとやります。 上を向くと激痛で、ぴくっとなってしまいます。
「じゃあレントゲンだ」
そう言われて、レントゲン室へと連れていかれました。 そこで正面、右斜め、左斜め、真横の4ポーズを撮影します。 ああ、初診と合わせて結構取られるなぁ と軽くブルーに。
診察室に戻ると、おじいちゃん先生の操るPCには、すでにぼくのレントゲン画像が表示されていました。 案外近代的です。 おじいちゃん先生の見立てによると、若干首の反りが少な目だけど、それほど異常はないそうです。 「はあ そうですか」と神妙にお話しを聞きます。
「痛みがひどくて走れないんですよ」
と言うと
「じゃあ注射打とう」
とおじいちゃん先生。 間髪いれずにおばちゃん看護師が
「注射は大丈夫?」
と訊いてくるので
「ええ」
と答えてしまいました。 けれども、おばちゃん看護師が用意を始めた細身の注射器を遠目に見て、大丈夫と言ったことを急速に後悔し始めました。 あれは痛いやつです(+_+)
今さらやめるとは言えずに、上半身裸になると、おもむろに元気になったおじいちゃん先生が、注射を打つ場所を探り始めました。
「まあ 一回打って、よくならないようならまた調整して打つから」
なるほど、長期戦なのね。
位置が決まり刺された注射は、それほど痛くありませんでした。
「どう? 上向いてみて」
上を向くと、ズキンと痛みが走りました。
「痛いです」
「どこ? どこが痛いか言って」
と、おばちゃん看護師。 かすかにSっ気が顔を出しています。
「うぅん ここっすかねぇ 痛いから怖くて動かしたくないなぁ」
おばちゃん看護師のSっ気を刺激してみます。
「じゃあ この辺に打ってみるか」
えっ? また打つの? 短期戦なのね(^_^;)
その後、2回打たれたところで、なんと痛みが消えた感じがしました。
「あっ なんか痛くなくなった感じがします ちょっと重い感じはしますが」
「そうかぁ ここは? 痛くない? この辺に効くポイントがあるんだよなぁ 最後にここだけ打たせてくれる?」
そう言っておじいちゃん先生は、首のつけねに注射器を突き立てたのでした。
結局こうなった理由はわからないまま、診察を終えたのでした。 最後に
「サーフィンやってて、週に2度ほど、かなりハードなんですけど」
と言ったら
「神経がさわってしびれてるんだから、そんな時はむりをしないでね」
といなされて診察室をあとにしたのでした。