鼻クラッシュ
JUGEMテーマ:おっさんサーファー
先週末にぼくを楽しませてくれた台風5号は太平洋上をゆっくりと西へ進んで行きました。 湘南には波のある日が続いています。 出勤前に海に出勤せざるを得ません。
火曜日です。 朝4時はもう明るくはありません。 確実に陽は短くなっています。 こうして出勤する前に海にこられるのも、もう1か月もないのかもしれません。
国道を横切って防砂林のあいだを抜けて海を見てびっくり。 ものすごいワイドです。 ピークが100m、いや150mはあるでしょう。 いやいや200mはあるかもしれません。 それぐらいワイドです。 一気にブレイクしています。 それっきりです。 横に切れていく気配はいっさいありません。
松波まで移動してみたものも変わりなくダンパーです。 しかたなく逆に辻堂方向に移動して、もしかしたらここならなんとかなるかもなぁと思える場所に入りました。
しかしまったくダメです。 盛り上がった波はボードを走らせることはせず、突如波の手前をへこませて一気にブレイクしていきます。 のみこまれたらただでは済みそうにありません。
明るくなり始めた海で30分間、ボードの上に立っている人を見ることはありませんでした。
金曜日、台風5号は奄美大島付近に到着し、進路を北へ変えました。 そのころ湘南では50点をつける場所も出ています。 よし 明日は出勤前サーフだ
土曜日の朝です。 今日もビデオを撮りながら海へ入っていきました。 1回目のトライでそれは起こりました。
急速に掘れあがった波にテールをめくりあげられ、巻きとられるように海中へ引きずりこまれたのです。 そしてその直後、鼻にものすごい衝撃が。
テールが鼻に直撃したのです。 ボードのエネルギーを余すことなくすべてをぼくの鼻に伝えるベクトルでした。 目からは火花が出て、すぐにジュッと音を立てて消えました。
「やばい やっちまった これは絶対鼻血が出るやつだ」
そう思いながら海面に浮上し鼻に手をやってみると、手のひらに血がついています(やっぱり)。
「うえぇぇ 痛ぇよぉ」
顔をしかめ、片手で時折海水をすくって血を洗い流しながら沖へ戻ります(おいおい沖かよ)。 まだ朝も早いので、「血が出てるよ」と教えてくれるほどの距離に人はいません。
今まで、自分のボードとの接触で、何度も怪我をしてきましたが、これが史上ナンバーワンなのはまちがいありません。 ああ痛え 顔を洗いながら波を待ちます。
あっという間に入って30分がたちましたが、鼻クラッシュの影響もあってか、まだ1度もテイクオフできていません。 浜に戻ってカメラの録画ボタンを再度押しました。 ここから仕切り直しです。
そのあとの30分間でも、立てたのは2度だけでした。 下はそのうちの1回、レギュラー方向への動画です。 波の大きさも手伝って、本人的にはかなりのスピード感のあるライディングでした。
もう1回はグーフィー方向へのそこそこのロングライドで、最後にカットバックするも左への戻りで沈没するというお決まりのパターンだったのですが、残念ながらカメラのバッテリー切れで撮れていませんでした。
家に戻ってシャワーを浴びながら、「あれ そういえば鼻はどうなってるんだろ」と鏡の曇りにお湯をかけて覗いてみました、
「げげっ スカーフェイスじゃん」
なんと鼻翼からその脇へ1センチ5ミリぐらいの裂け目があります。(画像は自粛) ううう なんだか突然痛くなってきた
(´・ω・)
その後、会社に到着すると同僚がぼくの顔を見ておどろきました。
「いやあ 台風きてるじゃん
波あるじゃん
海行ったのよ 今朝
波大きいじゃん
巻かれるじゃん
こうなったわけよ
血、ダラダラよ」
すると同僚
「サメ来ますって」
( ゚д゚)ハッ!
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- 2017.08.09 Wednesday
- 湘洋中前
- 22:29
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- by 46サーフ